仕事を辞めたい理由や辞めたい時の心理7選

以前は学校を卒業して最初に就職した企業に定年まで勤め続けるのが一般的でしたが、最近は退職と再就職を繰り返す人も珍しくなくなりましたね。

 

ネガティブであろうがポジティブであろうが、自分が仕事を辞めたいと思う理由をはっきり認識していれば、理想の転職を成功させる可能性が高くなります。多くの人はどんな時にどんな理由で仕事を辞めたいと思うようになるのでしょうか。仕事を辞めたいと思う心理を分析して、自分の抱えている不満や不安と向き合ってみましょう。

 

仕事を辞めたい時の心理~入社したて

履歴書を送り、面接試験にもパスしてやっと入社したはずなのに、すぐに辞めたくなってしまう人もいます。実際に出勤して、業務内容や職場環境が期待や想像とあまりにも違うと辞めたくなってしまうのでしょう。慣れない業務を覚えるのが難しかったり、前の職場での常識がまったく通用しなかったりすると自信を無くし、居心地も悪いのかもしれません。

 

入社したてで仕事を辞めたいと思う人は、今辞めるべきか、もう少し我慢するべきかで悩みます。就職してすぐ退職すると、次の就職に不利になるのではという心理が働くからです。しかし、嫌だ嫌だと思いながら出勤しているうちに精神的に疲れてしまい、うつ病になったという人の話を聞くと、今すぐ退職すべきなのでは、とも考えてしまいます。

 

仕事を辞めたい時の心理~慣れてきた頃

仕事でも人間関係でも、急に興味が失せてやる気がなくなってしまうことがあります。この危機は3日後、3カ月後、3年後に訪れやすいと言われています。3日後に辞めたくなるのは、新しい仕事や職場環境にもなじめないと逃げ出したくなるからです。

 

最初の危機を乗り越えて3カ月もすると、職場の人間関係にも仕事のルーチンにも慣れてきます。慣れるまではとにかく必死で目の前しか見れなかったのですが、余裕が出てきて周りを見回せるようになると、新たな職場での自分のポジションや将来性まで見えてきます。同じ時期に入った人と比べて自分が能力的に劣っていると感じると自信をなくすものです。

 

仕事で失敗して、「もう新人じゃないんだぞ」と怒られるのも3カ月目辺りからでしょう。3カ月も経っているのに、職場でなかなか親しい友達ができないと出勤するのがつまらなくなってきます。そして、ここが自分の居場所で本当に良かったのかと不安になるのです。

 

3カ月目の危機を乗り越えると、会社勤めもそれなりに楽しめるようになります。毎日忙しくて、あっという間に月日が過ぎていくことでしょう。そして、3年もすると後輩ができ、いちいち考えなくても毎日のルーチンワークをこなせるようになります。

 

しかし、それゆえに、毎日同じことの繰り返しで変化がないことをつまらなく感じ始めるのです。もしかしたら、自分にはもっと合う仕事があるかもしれない、60歳や65歳で退職するまでずっとこの職場でこの仕事を続けているのかと思うと、変化を求めて新しいことにチャレンジしたくなることはよくあります。

 

仕事を辞めたい時の心理~疲れてきた頃

仕事をばりばりこなすうちに、みんなから頼りにされるようになり、それなりに責任のある立場に抜擢されるかもしれません。残業や休日出勤、持ち帰り残業が増え、休日も仕事のことを考え続け、気持ちに余裕がなくなってくると、仕事を辞めたくなることが多いものです。

 

自分の体力と比較して業務量が多過ぎると、体調を崩し、うつ病になってしまうリスクがあります。心身ともに疲れ果て、仕事を辞めたいと思うようになった時にまず必要なことは、十分休養を取ることです。

 

仕事の優先順位を定め、部下や後輩を育てて業務を少しずつ委ねていければ良いのですが、部下が思うように育たないとストレスはどんどん増えていきます。頼りにしていた先輩や部下が退職すると聞くと、自分も辞めたいと思うかもしれません。また、家族から体を壊す前に休養するか転職するかしてほしいと言われることもあるでしょう。

 

仕事を辞めたい理由~休みたい時に休めない

学生から社会人になって、うれしいことの一つに自分で稼いだお金を自由に使えることがあります。友達と旅行に行ったり、遊園地やステキなレストランに行ったり、化粧品やブランドの服やアクセサリーを見に行くのも楽しいものです。

 

正社員として働く場合、今の日本では週休二日が一般的です。製造業では土日休み、サービス業では平日に2日交替で休みをもらうことが多いです。正社員であれば半年後には10日の有給休暇がもらえるはずです。たとえパートで雇われていても、シフト通りきちんと出勤し続けていれば、半年後に有給休暇を何日かもらえると労働基準法で定められています。

 

ところが、いざ働き始めてみると、休みの日に強制参加の会社イベントがあったり、有給休暇を申請してもなかなか許可が下りないということがあるのです。有給休暇は1年で使い切れないと翌年に繰り越せますが、翌々年には繰り越せません。

 

中には有給休暇をほとんど使えないまま2年間が過ぎ、せっかくの有給休暇を使わずに消滅させてしまう人もいます。こうしたことを見聞きすると、この職場で働き続けることに疑問を感じるかもしれません。

 

正社員が極端に少なく、業務のほとんどをパートとアルバイトで回している店舗では、社員に週二日の休日を回すことができないこともあります。ボーナス期や決算セールなどの繁忙期には、1週間連勤になることも珍しくないのが現状です。このまま働き続ければ、「過労死」という言葉が脳裏をよぎります。

 

仕事を辞めたい理由~人間関係

人間関係の問題は仕事を辞めたくなる本音の理由の第一位だという統計もあります。一口に人間関係の問題といっても様々です。社長がワンマンで、言っていることややっていることが理不尽だと感じると、そこで働くのが嫌になるものです。

 

一緒に働く仲間の中に嫌いな人がいても仕事を辞めたくなります。一部の職場では、女性従業員が全員一緒にランチを食べる習慣があります。会話に入れなかったり、話題に共感できないと仕事に行くことすら苦痛になってくることでしょう。

 

上司や先輩に怖い人がいて、しょっちゅうにらまれている気がするので、気がめいってしまう人もいます。社内でいじめがあり、自分がターゲットではないとしても、見ているだけで気分が悪くなることもあるでしょう。中には社内恋愛が破局して職場に居づらくなる人もいます。

 

問題は自分が思い込んでいるだけのこともあり、現実のこともあります。すぐに解決できる悩みもあれば、当人同士や上司を交えて話し合ってもどうにも解決できない問題もあります。人間は一人ひとり個性があり、考え方もまったく同じ人はいませんから、人間が2人以上一緒にいるところでは人間関係の問題が生じるのはある意味仕方のないことなのです。

 

仕事を辞めたい理由~自分には合わない気がする

なかなか仕事が見つからないと、だんだん気持ちが焦ってきて、本当にしたい仕事ではなく受かりそうなところに応募するようになります。受かりやすいところとは、つまり、自分の能力を100%発揮する必要のない職場なので、就職してから自分がしていることに興味を持つのは難しいことが多いです。

 

しかも、会社の理念に共感できず、会社の事業内容に興味も持てなければ、上司や先輩の言っていることが理解できないこともあるでしょう。仕事を覚えるのに普通以上の時間をかけてしまい、上司や同僚からの冷たい批判が心にチクチクと刺さります。

 

会社にはそれぞれ個性がありますから、転職者の場合、以前の職場と今の職場を比較し続けていると違和感がずっと続くことになります。人はみな自由意思を持っていますから、先輩事務員が書類の折り方、ホチキスの留め方などのささいなことに異様にこだわり、いちいちやり直しを命じられると働く意欲を保つのは難しいでしょう。

 

以前の職場では、それなりに仕事をこなしていた人が、新しい職場でのナンセンスな業務の進め方を見て、以前の職場のやり方を紹介すると、感謝されるどころか嫌われてしまうことも珍しくありません。

 

異業種で働きたくて思い切って転職してみたものの、現実はイメージとまったく違ってショックを受ける人もいます。アパレルや美容関係など華やかに見える職場は、いざ働いてみると思いのほか重労働であったり、サービス残業や急な休日出勤が当たり前のことはよくあります。

 

仕事を辞めたい理由~給料が低い

いろいろ嫌なことがあっても、給料が高ければ生活のためだと割り切れることもあるのですが、給料も低いとやりきれません。社長は夢だ理想だと唱えるかもしれませんが、社員一人を満足させることもできない会社がどうして顧客満足度ナンバーワンなどを目指せるのでしょうか。毎月、給料明細を見るたびに、また社長の夢を聞くたびに気持ちが重くなっていく人がいるのも頷けます。

 

【まとめ】仕事を辞めたい本当の理由を考えよう

今はつらい仕事でも続けているうちに上手にできるようになり、自分の働きの成果によって喜んでくれる人がいることがわかると、仕事そのものを楽しめるようになることもあります。仕事を辞めたくなったらすぐに辞めてしまう、ということを繰り返していると、その先にある満足感や達成感を知らずに一生を終えてしまうかもしれません。

 

また、仕事そのものはつまらなくても、働いた給料によって自分と家族を養っているなら、りっぱな仕事をしていることになります。今の仕事を辞めて、転職しても起業しても、新しい仕事でたくさんお金を稼げて、毎日楽しく働けて、人間関係にも恵まれるかどうかは誰にもわかりません。

 

仕事を辞めたいと思っている本当の理由を自分によく問いかけて、もう少しがんばってみれないか考えてください。つらい時には一人で悩むのではなく、家族や信頼できる友達に相談して、客観的な意見を聞くのもよいでしょう。