ストレスに効く食べ物

毎日イライラが止まらない。なぜかちょっとしたことで不安になってしまう。

ストレスの多い現代社会に生きる私たちの中にはそういう人も決して少なくないのではないでしょうか。そのストレス、ほんのちょっと食べ物を変えるだけで、軽減できるとしたら素敵だとは思いませんか?

 

ストレスを解消できる食べ物があったらいいな。誰でもそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。実は、あまり知られていませんが、ストレスを解消する食べ物は確かに存在します。今回はそんな夢のような食べ物をご紹介していきましょう。

 

これらの食べ物を生活に取り入れることで、あなたのストレスは驚くほど解消されていくでしょう。

ストレスを軽減させる食事とは?

別のページでもご紹介している通り、そもそもストレスとは私たちの本能が「何かおかしいぞ?何とかしなければ!」と危険信号を発している証拠です。ですので、体調が悪い時、環境がいつもと違うときにはストレス(=危険信号)がどんどん出てしまいます。

 

では、以上を踏まえて「ストレスと感じなくさせる食事」とはどういものを指すのでしょうか?それは、端的に言えば、「健康的でバランスのとれた食事」と表現できます。

 

なぜかというと、健康的な体であれば、私たちの本能が「何かおかしいぞ!」と感じても、「焦ることはない、何とかなるか」と過剰反応することがなくなるからです。

 

あなたにも経験があるのではないでしょうか?元気な時や気分が乗っているときには赤信号になっても特にいやな気持にならないのに、気分が悪い時には赤信号になる竹でイライラが止まらなくなってしまったり…。

 

このイライラの原因は、明らかに赤信号のせいではないですね。私たちの気持ちの持ちようがそのままストレスにつながっているのです。そして、私たちの気持ちは往々にして私たちの体調、つまりは私たちの食べているものによって決定づけられます。

 

具体的にどんな成分が体に必要なの?

では、具体的に体に良いとされている成分をご紹介しましょう。

 

ストレスに特に有効だといわれる成分がタンパク質、ビタミンそしてミネラルになります。特に、タンパク質は体を形作る基礎となる栄養素です。このたんぱく質と微量のミネラルが原材料となって、私たちの体調を管理する「ホルモン」が生成されます。

 

ホルモンの生成は非常にデリケートに行われるものです。例えば、1~9のタンパク質(必須アミノ酸)が10づつ必要なホルモンがあったとしても、どれか1つのタンパク質が3しかなければ、ここで生成されるホルモンは3になってしまいます。そのほかのタンパク質はこのホルモン生成に使われることはありません。

 

このように、タンパク質を摂取するときに必要な心がけは、1種類のタンパク質を大量に取るのではなく、できるだけ沢山の種類のタンパク質をまんべんなく摂取することです。では、具体的にどのような食材がタンパク質摂取に適しているのでしょうか?それは後程ご紹介いたします。

 

また、タンパク質には動物性のタンパク質と植物性のタンパク質がありますが、気分が沈みがちのときには動物性のタンパク質、不安などが原因で気分が浮いてしまっているときには植物性のタンパク質を摂取するとよいといわれています。

 

これらの栄養素をバランスよくとることで、脳の働きが健全化し、ストレスをうまく処理できるようになるのです。

 

タンパク質では卵と納豆、牛乳がおすすめ。

まず、タンパク質の豊富な食べ物中でもお勧めなのが卵です。卵は完全栄養食とも呼ばれており、私たちの体を作るために必要なたんぱく質(必須アミノ酸)をすべてそろえています。確かに、私たちの食べている卵は自然の状態であれば、そのまま一匹のひよこになるのですから、生命に必要なたんぱく質がすべてそろっているのもうなづけますね。

 

しかし、完全栄養食といわれる卵の中にも、一つだけ足りていない栄養成分があります。それがビタミンÇです。卵を食べるときには、ビタミンも一緒に取ることで、より理想的な食事になるといえます。更に後程ご紹介しますが、ビタミンCはそれ自体でも、ストレスに有効ですので、ストレス解消を考えているあなたは積極敵にビタミンCを摂取するようにしましょう。

 

また、卵の中でも比較的少ないタンパク質もあります。それを補うのが納豆です。納豆にはそれ自身にも、ホルモンバランスを整える効果がありますし、納豆はリラックスをもたらすホルモンである副腎皮質ホルモンの働きを助ける働きがあるといわれています。

 

以前、某番組でも取り上げられてブームになった納豆ですが、やはりストレス解消やホルモンバランスを整えるという観点から見た時にも、とても効果のある食べ物だといえます。

 

そのほかおすすめのタンパク質をたくさん含んだ食べ物としてはチーズやヨーグルトなども挙げられます。チーズやヨーグルトは、原料となる牛乳の中に含まれるたんぱく質が凝縮されてできたものです。しかも、チーズやヨーグルトは、単に牛乳のタンパク質が凝縮されただけではありません。

 

チーズやヨーグルトを発酵させる過程で、体内に有益な微生物を繁殖され、それを摂取することで私たちの腸も健康になります。腸は第二の脳といわれることもあり、ホルモン生成にはとても重要な役割を果たす機関です。

 

特に、チーズはダイエットにも有効で、おやつ代わりに持ち歩くこともでき、手軽にいつでも摂取することができます。もしストレスに悩まされている人は、チーズをカバンの中に潜ませておくの良いのではないでしょうか。

 

イライラにはビタミンが有効

タンパク質に続いてイライラに有効なのがビタミンです。ビタミンは必須アミノ酸と同様、私たち人間の体では作り出すことができない栄養そのため、必ず体外から摂取する必要があります。ビタミンが足りなくなると、私たちの体は簡単に調子を崩してしまうのです。

 

特にビタミンCは、先ほどもご紹介したリラックスホルモンである副腎皮質ホルモンの生成を助けます。副腎皮質ホルモンがなくなってしまうと、私たちはストレスコントロールができなくなってしまい、どんどんストレスが溜まっていってしまいます。

 

しかも、ビタミンCの困ったところは、ストレス軽減させるホルモンを作り出すにもかかわらず、ビタミンC自身はとてもストレスに弱く、ストレスを受けるとどんどん消費されて行ってしまうというところです。そのほかにも、たばこや日光に当たるなどのことでも簡単になくなってしまうビタミンCは私たちが積極的に取るべきビタミンの1つであるといえるしょう。

 

ビタミンCを多く含んだ食品としてはブロッコリーや添え物としてパセリなどがおすすめです。

 

ストレスに対抗するホルモンの副腎皮質ホルモンは、コレステロールからつくられますが、その生成を促すのがビタミンC。 そのためビタミンCが不足すると、上手にストレスを解消できずイライラしてしまうというわけです。

 

ところが、ビタミンCはストレスがかかると、どんどん消費していきます。 ストレスを多く抱える人ほど、ビタミンCの消費量も多く、たくさん摂取する必要があります。 タバコは、ビタミンCを破壊してしまうので要注意です。 ビタミンCは抗酸化作用があり、美容効果も期待できるので、1日100ミリグラムは摂りたいものです。 イライラを解消して、いつもキレイでいるためにビタミンC は不可欠です。

 

ミネラル摂取には「海苔」がおすすめ

ストレス解消に有効なのがミネラルです。ミネラルはタンパク質に並んで、ホルモンの原料になります。ホルモンの大部分はタンパク質で作られるのですが、ミネラルはホルモンを作るときの要所要所で使われます。

 

お家で例えると、天井や床、壁などの木材はタンパク質、それをつなげる釘や金具、”かすがい”やドアノブなどがミネラルというようなイメージでしょうか。

 

ミネラルの摂取が足りなくなってしまうと、ホルモンを作るための釘や金具などが足りなくなってしまいます。20年ほど前にはイライラしている人に対して、「カルシウム、足りてますか?」という言葉をかけるのがブームになったこともありますが、ここで出ている「カルシウム」も、もちろんミネラルの一種です。

 

カルシウムは脳内の興奮を抑えるホルモンの材料(メラトニン・セロトニン)になるので、それが原因でこのような言葉がブームになったのでしょう。実際にはカルシウムは骨の中に大量に蓄えられており、ホルモンが足りなくなった時には骨の一部を溶かしてホルモンを作るようになります。骨は私たちにとって大切なカルシウム貯蔵庫なのですね。

 

なので、カルシウムの摂取が少し少なくなったからといって、すぐにイライラするとようになるということもないでしょうが、できることなら骨が溶けてしまう前に、十分なカルシュウムを摂取できるとよいですよね。

 

甘いものはカルシウムを消費する

また、蛇足になりますが、昔よく「甘いものを食べると骨が溶ける」といわれていたのも、この骨からカルシウムが溶け出すことが原因です。甘いものを食べると甘いものを分解するために、体が酸性に傾きます。この酸性に傾いた体を中性に戻すために、骨の中のカルシウムが使われるというわけなのです。

 

しかも、困ったことにこの時には大量のカルシウムが消費されるので、長期的に甘いものを食べていると慢性的なカルシウム不足になり、イライラしやすくなるといわれています。また、カルシウムにおすすめなのが牛乳です。

 

牛乳には、気持ちをリラックスさせてくれるセロトニンをつくる材料になるとされるアミノ酸”トリプトファン”が含まれています。トリプトファンを増やすとセロトニンがたくさん作られるので、ストレス解消・リラックス・快眠などが期待できるといわれています。トリプトファンは、ブドウ糖が豊富なハチミツなどと一緒に摂るとより吸収が良くなるとされています。

 

さて、このようにミネラルは体の調子を整えるためのとても重要な役割を果たしています。そして、そのミネラルをとるために最もお手軽なものが海藻類だといわれています。海藻はミネラルの豊富な海の中で育つだけあって、ミネラル価の高いものが多いです。

 

特に私は日常での食べやすさから「海苔」をお勧めしています。海苔はご存知の通り、ミネラル化の高い海藻を更に乾燥させることで、少量の摂取でも大量のミネラルを摂取できるようになっています。しかも、海苔であれば、毎日食卓に並んでいても嫌になりませんよね。

食物繊維も忘れずに

食物繊維は栄養素の中でも最近特に注目されています。食物繊維を取ることで、腸内の働きが活性化し、タンパク質やミネラルなどの栄養素も吸収されやすくなります。食物繊維は腸内の老廃物を外に出し、悪玉菌の繁殖を抑えます。悪玉菌や老廃物は腸内の環境を悪化させ、体内のホルモンを乱します。

 

ホルモンの多くは実は腸で生成されているため、腸を活性化させる食物繊維はホルモンの生成にも良い影響を与えるのです。

 

しかも、ストレスは悪玉菌の活動を活性化させてしまうので、腸内環境が乱れてしまう→ストレス→腸内環境の乱れ→ストレス・・・と悪いサイクルがどんどん続いて行ってしまいます。

 

これを防ぐためにも、食物繊維を積極的に取るようにしましょう。先ほどご紹介した「海苔」やブロッコリーにはこの食物繊維が豊富に含まれています。

 

朝食には牛乳と卵かけのり納豆ご飯がおすすめ!

以上、見てきたとおり日常的に食べられるもので、ストレスをコントロールするのであれば、タンパク質とミネラルを十分に取ることが重要です。

 

私のおすすめは今まで見てきたように卵かけご飯に海苔と納豆を載せたものが一番のお勧めになります。さらに、チーズやヨーグルトなども摂取できれば一番ですが、難しいようであれば、牛乳を飲むことでカバーしましょう。

 

そのほか、ストレスに効くとされている食べ物

さて、今までは、日常的に心がけたいストレスのためのためべものをご紹介してきましたが、短期的にストレスを取り除きたいあなたのために即効性が期待できる耐ストレス用の食べ物をいくつかご紹介しましょう。

 

これは特に効果があるといわれていますが、あくまでも、一時しのぎのものだと考えてください。ストレス取り除くような健康的な生活にはあくまで、毎日の食事(と運動)が大切なのです。これだけを摂取しておけば、ストレス対策は万全だ!というようなことはありませんので、その点はご注意ください。

 

セントジョーンズワート(弟切草)

セントジョーンズワートはアメリカでサンシャインサプリメントと呼ばれ、ドイツではうつ病に使われるぐらい強力なサプリメントです。日本語・中国では「オトギリソウ(弟切草)」と呼ばれ、古来より薬効があるとされていました。

 

最近ではコンビニでも弟切草のサプリメントを入手できるようになっているので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。

 

レバー

レバーには豊富な動物性のたんぱく質が含まれているだけでなく、副腎皮質ホルモンの働きを助ける「パントテン酸」が含まれています。もし気分がすぐれないときにはレバーを食べてみるのもおすすめです。

 

しかし、漢方では「レバーを血を汚す」とも言われているため、血をきれいにする「ショウガ」も一緒に食べるとよいでしょう。ショウガそれ自体にも、血の巡りを良くして気分を晴らす効果が期待できます。