ストレスがかゆみの原因になる時

体中がかゆくてたまらない。そういう時は、ストレスが原因ということが考えられます。ストレスは体にいろいろな悪影響を及ぼしますが、最も分かり易いのがこの「かゆみ」ではないでしょうか。

今回はそんなかゆみの原因になるストレスとその解消法についてご紹介します。これを読めば、あなたはストレスから発生するかゆみのことが怖くなくなるでしょう。

 

そもそもストレスって何?

そもそもストレスとは何でしょうか?ストレスとは、簡単に言うと体が「何かまずい!」と感じている状態です。生活に大きな変化があったとき、例えば上司に怒られているとき、口内炎でずっと口の中が痛い時などはストレスを感じている状態であるといえるでしょう。

 

そして、私たちの体はこのストレスを感じた状態になると「何とかこの状況を切り抜けなければならない!」とエンジンをふかし始めます。これを生物学では「闘争か逃走の反応」(fight or flight response)と呼びますが、これによって私たちの体はずっと戦闘モードに入ってしまうのです。

 

長期的なストレスが体を弱らせる

短期的なストレスであれば、特に大きな問題はないのですが、問題は長期的に強いストレスにさらされた場合のことです。車と同じで、ずっと休まることなく、延々とエンジンを付け続けていると、ボディに負荷がかかってしまうのです。

 

ストレスがかかり続けているということは、体がずっと、戦闘モードになっているということ。つまり、体は休まることなくずっと働き続けている状態になります。(交感神経優位の状態)これ続くと、体が悲鳴を上げ始めるのです。

 

体の悲鳴がかゆみを呼ぶ

体がストレスを受け続けると、様々な不調が出始めます。例えば頭痛や肩こり、難聴、女性であれば、生理痛や、眠くなる、食欲が増す、太る、反対に食欲がなくなる、痩せるなど、人によってさまざまな反応が出てきます。

 

ストレスを受けることで、体の中で一番反応が出やすいところに病状が出できます。ですので、人によっては、頭に反応が出やすければ、頭が不調をきたし、肩に反応が出やすければ、肩に不調が出てくることになります。そして、皮膚に反応が出やすい人は体がかゆくなっていくのです。

 

かゆみの化学

ストレスは人間の免疫を狂わせます。狂った免疫機能は、体内に異物が入りやすい状態を作ってしまうだけではなく、入ってきた異物に対して過剰反応を起こしてしまうことがあります。

 

この過剰反応した人間の免疫機能が暴走をはじめ、ヒスタミンなどのかゆみ物質を過剰に作り出し、私たちに「かゆい!」という不快感をもたらします。本来であれば人間を守るための免疫機能が私たちの体を攻撃するなんて、皮肉な話ですね。

 

これはちょうど町を守るお巡りさんが長時間ストレスを受けしまい、ちょっとしたきっかけで本来守るべき町の人に対して危害を着加えているような状態です。では、このような不幸な状態を抑えるためには私たちはいったいどうすればよいのでしょうか?

 

ストレスがかゆみの原因になる

先ほどもお話ししたとおり、ストレスがあることで人間の体はさまざまな悪影響を受けます。例えば通常であれば、体に害を及ぼさないようなウィルスも、ストレスによる免疫不全によって突然暴れだしてしまうことがあります。

 

これが良く言うヘルペス・帯状疱疹というものですね。よく「ストレスで帯状疱疹が出た」という会話を耳にしますが、実はこれは正確ではありません。正確には「ストレスで免疫力が下がってウィルスがにやられて帯状疱疹が出た」というのが正確です。

 

そのほか、ストレスを受けて体内の免疫機能やそのほかの調整機能が崩れることで、乾燥肌になり、かゆくなってしまったり、ストレスで気持ちがいらいらすることで、普段は気にならないかゆみに気持ちが持っていかれてしまったりなどの悪影響があります。

 

かゆみが気になるときには、まずはストレスを減らすことから心がけましょう。

 

まずは、ストレスの原因を減らす。

ストレスの原因は、実にさまざまです。先ほどもご紹介した分かり易いストレスだけではありません。私たちが意識をしなくとも私たちの本能が「何かおかしいぞ!?」と感じてしまえば、それは立派なストレスになるのです。

 

例えば、私たちでは認識できない化学物質にされされていることや、お部屋が汚いこと。認識できないぐらいの小さな騒音が私たちにストレスを与えていることが十分にあります。

 

もしあなたが、原因不明のかゆみを感じたら、まずはこの正体不明のストレスの存在を疑いましょう。そして、「何かがおかしいぞ?」と感じたら、まず初めにおすすめしたいのが、お部屋の掃除です。お部屋を掃除することで、実に様々なストレスの原因を取り除くことができます。

 

お勧めは掃除

たとえば、掃除をすることで目に見えないストレスの代表であるハウスダストや、不快なにおいなどを取り除くことができます。掃除の後は必ず空気の入れ替えを行い、お部屋の中をすっきりさせましょう。

 

さらに、お部屋をきれいにすることで、物理的なストレスとをり除くだけでなく、精神的なストレスも取り除くことができます。

 

お部屋の中が汚い時には物が雑然とあふれています。物が整理整頓されていないというのは簡単に言うとまだやるべきことが残っているということ。少なくともやるべきことが9割がた残っていたとしても最後の「片づける」というところまではできていないということです。

 

その雑然としたものを見るたびに私たちは無意識の中で「あれもやり残している」「これもやり残している」とやり残していることを思い出し、緩いストレスを受け続けているのです。

 

大切なのはこまめな掃除。毎週何曜日には掃除をする、もしくは毎日何時には掃除をするということを習慣にできれば、あなたのストレスは激減することでしょう。大丈夫。きっとあなたにはできます。

 

だって私たちは、学校に通っていた時には毎日掃除をしていたではありませんか(笑)あれを家庭でも頑張るようにすればよいのです。

 

日常を見直そう

続いてお勧めなのが私たちの身の回りにある日常品をもう一度みなすことです。具体的には、身の回りで化学製品を使いすぎていないかを、もう一度見直してみてください。

 

どれだけ文明が発達したといっても、私たちは動物、つまり、自然の生き物なのです。自然の生き物である私たちにとって、しばしば化学製品は刺激が強すぎます。具体的には界面活性剤や、塩素、食品添加物などが身近にある生活を送っていませんか?

これらは、科学的には安全といわれているかもしれませんが少なくとも、自然の生き物としての私たちには刺激が強いものであるということは認識しておいたほうが良いでしょう。

 

出来る限り、自然のものを使うようにしましょう。

 

特に、よくありがちなものが、食器などを洗ったのはよいものの「すすぎ」が足りずに、徐々に体内に洗剤が蓄積してしまったなどのケースはよく見られます。ほんの少しの心がけで変わってきますので、食器洗いの際の「すすぎ」は十分に行うようにしましょう。

 

また、冷蔵庫やテレビ、パソコンなどの電子機器の近くで眠ることもおすすめできません。電磁波の影響のある無しもあるかもしれませんが、小さな音などが気になって安眠できないことが一番の原因です。

 

これらは心配しすぎるのもよくはありませんが、少しの心がけで変えられるのであれば、できるだけ離れたところで眠るようにしましょう。

 

運動をしよう

実は、ストレス対策に最も有効といわれているのは「運動」です。「健全な魂は健全な肉体に宿る」とは昔のことわざですが、昔から言い伝えられているという点では、このことわざには真理があるのかもしれませんね。

ストレスに効果的な食べ物を知りたい方はこちらも一緒に読んでみましょう。

ストレスに効く食べ物

 

運動することのメリットは何といっても、「血流をよくすることと」と「健康的に疲れること」です。

 

体内の血流をよくすることで、細胞の一つ一つから老廃物などの体にいらない物を運び出すことができるだけでなく、新しい栄養素を細胞に運び込むことができます。細胞は長い間老廃物を持っていると、どんど弱っていってしまいます。

 

かゆみの原因となる物質も血液の循環を良くすることで、細胞から追い出すことができますので、体内の血液循環を良くすることはとても重要です。

 

また、「健康的に疲れることができる」ということとても重要です。体を動かすことで当然体は疲れてしまいますが、その結果、体が「戦闘モード」から「休養モード」(副交感神経優位)に切り替わります。この結果、体の調整機能がきちんとはたらくようになり、ストレスが軽減されるようになるのです。

 

アトピーの人は注意!

しかし、運動で注意しなければならないのはアトピーを持っている人。アトピーを持っている人は体が「休養モード」(副交感神経優位)のときに、激しいかゆみを覚える方がいます。それは、副交感神経が優位のときには血管が拡張して、血流が早くなり、アレルギーの原因となるアレルゲンが体中にめぐってしまうことが原因です。

 

また、交感神経優位のときには、意識的に体をかきむしることを我慢することができますが、副交感神経優位のときには無意識に体をかきむしってしまいがちです。アトピーがある方で運動をよくする方であれば、病院に行って、抗ヒスタミン剤などの薬を処方してもらうのが良いでしょう。

 

【まとめ】ストレスのない生活を心がける。

以上、ストレスがかゆみの原因になる仮定とその対処法を見てきました。端的にいうと、「こまめな掃除と運動・食事を心がける」の2点に集約されますが、これはとても効果のあることです。

 

人間は21日間続けることができれば、それを習慣にできるといいます。もし、ストレスからのかゆみに困っているあなたは、21日間の掃除と運動をこれから実施してみてはいかがでしょうか?